マルR(®)にいてのドイツ連邦最高裁判所判決

投稿日時 2009-12-14 19:09:32 | トピック: 商標・不正競争

欧州でのマルR(®)については、原則欧州連合内では、特に規定されていないのですが、誤認させるようなマルRの使用は不正競争とされると考えられています。従って、マルRのロゴを用いた商標を欧州連合のそれぞれの全て国に登録していなくとも、不正競争となる訳ではなく、少なくとも1部の国で登録されていれば不正競争とはならないのが原則です。ところが、欧州連合の国を流通しない、国境を越えないような商品や、ある域外から直接1つの欧州連合の国に輸入されているような場合では、その国の商標登録がなければマルRの使用は不正使用と見なされる可能性があります。また、2009年2月のドイツ連邦最高裁判所判決では、原告がTERMOROLを登録していたが、その使用はTERMOROLL(Lが1つ多い)プラスマルR(®)で、発音は同じでもスペルが違うといった事情の場合に、被告からの不正使用の申立を受け、判決も消費者を誤認させるものと判示しています。INTA Bulletin Nov. 15, 2009, vol. 64, No. 21, page 9.日本では、この部分に具体的な判例は今のところ知られていないと思いますが、侵害訴訟の際などで、正しくない使用のマルRに対してチャレンジする方法もありかと思います。


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